これは、TIFFANY社とエルサ・ペレッティという女性による物語です。
〈1960年代ニューヨーク〉
エルサはトップモデルとして活躍していました。
ある時、サルバドール・ダリのアートグループに
参加したことをきっかけに造形に目覚め
ジュエリーのデザインを始め高い評価を得ました。
同時にアンディーウオーホールら著名人との
交流も深くエルサはニューヨーク社交界を代表する
女性となっていきます。
〈TIFFANYとの出会い〉
そんな時代のミューズとなったエルサに
目をつけたのが TIFFANY社。
1974年、エルサはTIFFANYのジュエリーデザイナー
に就任。これが全ての始まりです。
発表したファーストコレクションは初日に
全てがソールドアウト。まさに逸話となりました。
そして、スターリングシルバーという素材が
ラグジュアリーに昇華された瞬間でもあります。
余談ですが、エルサは同時期に偉大なる写真家
ヘルムートニュートンのモデルとしても作品に
登場しています。
当時の彼女の影響力はほんとに計り知れません。
〈色褪せない名品〉
今回、ご紹介するのは彼女の代表作でもある
〝ボーンカフ〟(右手首用)。
この有機的なフォルムは人間工学に基づいた
官能的な魅力を持ち、まるで体の一部のように
優美にフィットします。
1978年に生産されたイタリア製。
サイズは画像からご確認ください。
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PERRETI TIFFANY&CO 1978年製／2
ワンオーナーのみ。
これははっきり言って奇跡の状態です。
当時のニューヨーク店で購入した日本人の
前オーナーが数回だけ着用した超美品状態。
40年以上大切に保管されていたコレクションを
特別に譲っていただきました。
(僅かな小キズはございます)
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最後に、この名作〝ボーンカフ〟は
現在もTIFFANYのコレクションに存在します。
それだけブランドにとっても特別な作品です。
現行品のスターリングシルバーでも¥150,000以上、
ゴールドであれば￥1,500,000以上といった価格帯です。
新しいものを選ぶのも一つの選択です。
それでも、当時の空気を纏い独特の存在感を放つ
1978年製のヴィンテージに興味を持って
いただいた方は40数年経過した時間を
想像しながらぜひご検討ください。
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